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身長を伸ばすにはどうすればよいか、と聞かれれば「カルシウムを摂ればよい」と多くの人が答えます。しかしこれだけでは半分しか正解ではありません。
骨を成長させるにはカルシウムだけではいけないのです。ミネラル分やタンパク質、ビタミン類などをバランスよく摂らなければ身長は伸びません。
そこでここでは、そういった数々の栄養素を多く含む「ごま」について述べていきたいと思います。
ごまの特徴とは
ごまはそれがメインの食材になるわけではありません。しかしそれだけに何にでも添加できるという強みを持っている食材です。
ごまはその成分の半分が脂質でできています。脂質と聞くとあまり良いイメージがわかないかもしれません。「体に悪い」「太る」と思われがちです。
しかしそれらは脂質にもよります。ごまに含まれる脂質にはコレステロールが含まれていません。
ごまの脂質は「リノール酸」と「オレイン酸」でできています。これらは不飽和脂肪酸であり、しかも体内では生成することができない必須脂肪酸でもあります。
体に悪いどころか血液中のコレステロールを抑制する働きを示し、スムーズな血流にする効果があるのです。さらにごまの脂肪酸は高い抗酸化作用があるために酸化しにくいという利点までついています。
そしてもう一つの特徴が「タンパク質」です。ごまの約20%がタンパク質でできています。
これは肉や魚などのメインの食材とも並ぶ含有量です。しかも体内で生成することができない必須アミノ酸が八種類も含まれており、そのうちの五種類は大豆よりも多く含まれています。
タンパク質はカルシウムと結びついて骨を作る原料となります。そのほかにも免疫力の向上や膝や肩などの関節痛の軽減、腰痛予防、筋肉痛の回復、髪の毛の健全化など多くの働きがあります。
しかもごまと大豆は組み合わせるとさらに効果が高まるとされています。豆腐にごまをかけて食べれば素晴らしい効果を生み出します。
成長の要となるカルシウム
そして成長の要となるカルシウムです。ごまには牛乳の約11倍ものカルシウムが含まれており、カルシウムなどの鉄分はごま100g中に約10mgも含まれています。
鉄分は骨や肉、血の元となるだけでなく疲労回復や免疫力の向上にも役立つ成分です。
特に血液の流れをスムーズにして、様々な栄養素を体中に行きわたらせるためには鉄分が必要となります。これは成長期には欠かせない栄養素と言えます。
また、ごまには約10%~12%もの食物繊維が含まれています。特にごまに含まれている食物繊維は不溶性食物繊維が多く、これは胃などで消化されることなく腸までたどり着くために効果が特に高いとされている食物繊維です。
腸までたどり着いた食物繊維はそこで水分を得て膨らみます。そして腸内を刺激することで不要な老廃物やコレステロールを合わせて排出するという働きをもたらし、腸内環境を整えて便秘を解消するという働きをもたらします。
そしてごま特有の成分と言われる「ゴマリグナン」です。セサミン、セサミノール、セサモリンなどという抗酸化成分のことで、老化防止に大きく役立つとして注目されています。
多くの抗酸化作用がある成分は肝臓まで届く前に吸収されてしまうのですが、ゴマリグナンは肝臓までたどり着いた上で活性酵素を抑制させて肝機能を改善することができるのです。
アンチエイジングの切り札として人気が出ています。
さらにセサミンは血圧を抑制する作用があるとして研究されています。高血圧の人に一か月の間、大さじ二杯のごまを摂取してもらいます。これはごま60mgほどです。すると血圧が低下したという研究結果が出されています。
(サントリー健康科学研究所:https://www.suntory-kenko.com/company/research/ )
そのゴマリグナンと一緒に摂ることで効果を上げるとされているのがビタミンEです。
ビタミンEは高い抗酸化作用があるために細胞を活性化させて成長ホルモンの分泌を促します。
しかしビタミンEはそれだけでは効果を発揮するのが難しい成分でもあります。そのビタミンEをゴマリグナンと同時に摂取することでしっかりと効果を発揮することができるのです。
ごまの種類
ごまにはいくつかの種類があります。
「白ゴマ」はごまの風味は弱めです。それだけに使用法は多く、和食を中心に幅広く使われています。
「黒ゴマ」は香りが強く、風味も強いものです。黒ゴマプリンなどスイーツに使用されたりすることがあります。
「金ゴマ」は程よい風味が人気です。和食や中華料理などをはじめ、ドレッシングなどにも多く使われています。
ごまの栄養素はどれにも同じように含まれていますが、多少白ゴマは脂質が多く、黒ゴマは抗酸化作用があるポリフェノールが多く含まれています。
ごまは昔から「食べる丸薬」と呼ばれるほど豊富な栄養素を含む食品です。
タンパク質、カルシウム・鉄分、食物繊維、ビタミン類など健康を改善する要素と成長に関係する成分が非常に多く含まれています。
カルシウムは骨を生成する大元ではありますが、それだけでは効果を十分に発揮できません。しかしごまは他に必要な栄養素も同時に含んでいるために優れた栄養バランスを誇っています。
また、ごまだけで食べることはあまりありませんが、何かに添加することができる食材でもあります。
肉料理、魚料理、洋食、和食を問わず使用します。ごま油やごまドレッシングなどの形で使用するなど使用法も様々です。
そのバリエーションを活かして成長期の子どもに摂取させてあげることで健康に成長をさせることができるでしょう。
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