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身長を伸ばすために食べると良いと言われている食品があります。
牛乳などは有名ですが、意外なところでは「さばの水煮缶」というものがあります。
「魚だからカルシウムか」とイメージしがちですが、実は、さばの水煮缶にはカルシウムだけではなく、成長に関係する栄養素が数多く含まれているのです。
ここではそんなさばの水煮缶について紹介していきたいと思います。
カルシウムと豊富なタンパク質
さばの水煮缶に含まれている栄養素としてまずイメージしやすいのがカルシウムです。
骨を形作る、強くする、硬くするという働きをするために成長にはかかせない栄養素ではありますが、これだけを摂取していても充分ではありません。
良質なタンパク質や他の栄養素を並行して摂取することではじめてカルシウムは本領を発揮できるのです。
もちろん単純にタンパク質を摂れば良いというものでもありません。
タンパク質だけを摂るならジャンクフードやスナック菓子、菓子パンなどでも取ることはできます。
しかしこれらはタンパク質以上に糖質や脂肪分が多いために成長よりも健康を害するおそれがあります。
そこで健康的に成長を促していくためには毎日のしっかりした食事から安定して良質なタンパク質を摂る必要があります。
実際に戦後、日本人がタンパク質を多く摂取するようになってから日本人の平均身長はどんどん伸びています。
これは肉類や魚類、乳製品などからバランスよくタンパク質を摂取することができるようになったことと深く関係しています。
そしてそのカルシウムとタンパク質を両方同時に摂取することができるのが、さばの水煮缶です。
さばの水煮缶というのは大人の食べ物のような感じがしますが、含まれているその栄養分から考えればむしろ成長期の子どもが食べるべき食品です。
加圧加熱殺菌によって骨ごと柔らかく調理されているためにカルシウムを摂取しやすく、しかも骨や肉の栄養分として利用されやすくなっているので非常に吸収率も高くなっています。
そのカルシウム含有量は生サバであれば100g中5~6mg程度ですが、さば水煮缶だと260mgにまで増加します。これだけ多くのカルシウムとタンパク質を摂取することができるのです。
カルシウムの吸収に不可欠なリンと、ビタミンD
そしてさばの水煮缶にはこの二つ以外にも多くの栄養素が含まれています。
まず骨を作り出すにはカルシウムと同量のリンが必要と言われています。さばの水煮缶にはそのリンがカルシウムとほぼ同量含まれているために理想的なバランスだと言えます。
そしてビタミンDです。ビタミンDは日光を浴びることでも体内で製造することができる栄養素ですが、食品からは魚介類、きのこ類、卵類などからしか摂取できないために非常に貴重な成分と言えます。
ビタミンDは油には溶ける脂溶性のもので、水には溶けません。
そのため加圧加熱殺菌したさばの水煮缶でもほとんど損なわれることなく摂取することができます。
効果はとにかく骨の成長・管理・補修全般と言えます。また、カルシウムのバランスを調節したり、老化防止、ガン防止、糖尿病予防などその働きは多岐にわたります。さばの水煮缶にはそのビタミンDが含まれているのです。
また、ビタミンB12が含まれているのも特徴です。ビタミンB12は水に溶けて赤褐色になることから「赤いビタミン」とも呼ばれます。とにかく含まれている食品が少なく、含まれる食材というだけでも貴重といえます。
このビタミンB12は血液中のヘモグロビンを作り出すだめに貧血やめまいなどの予防に非常に高い効果があります。
また、肩や腰の痛みをとったり、関節痛も改善します。女性であれば、生理中や妊娠中の体調管理にも影響を及ぼします。
脳の栄養素と言われるDHAなども豊富!
そして魚といえば「EPA」と「DHA」です。さばの水煮缶を一缶食べれば一日に必要な量のほとんどを摂取できます。
これらは酸化したりすることで栄養分が失われていくと言われていますが、缶詰は空気に触れないためにほとんど栄養分が損なわれないことも長所です。
EPAは、オメガⅢ脂肪酸です。摂取することで血液の澱みを取ってサラサラの血液にすることができます。
中性脂肪を低下させ、悪玉コレステロールを排出します。さらに血管を柔軟に保ち血流を安定させます。また、肌の保湿効果を高めることで美肌効果にもつながります。
そして少し前に話題になったDHAです。こちらはオメガⅢ系統の不飽和脂肪酸です。
こちらも血液をサラサラにすることができるために動脈硬化や心筋梗塞などの予防になります。
また、糖尿病予防にも効きます。しかしこれらは健康面での長所ですが、成長期の子どもにはあまり関係なさそうに見えます。ところがDHAの働きはまだあるのです。それは
「視力の向上」と「学習能力の向上」「脳の活性化による成長ホルモンの分泌」です。
EPAとDHAは体内に摂取されると脳の栄養素となります。これが「魚を食べると頭が良くなる」と言われる所以です。
そして学習能力が高まるだけでなく、刺激され活性化されたことで成長ホルモンの分泌されます。これが身体の成長に影響するのです。
さばの水煮缶と聞くと酒のアテのように思われることもありますが、カルシウムやタンパク質を豊富に含み、さらにビタミンやDHAなどまでも多く含むことから成長期の子どもにこそ食べさせたい食品と言えます。
食事だけでカルシウムを取り切れない時はサプリで補助しよう!
ただ実際、毎日きちんとカルシウム+αを取り続けるのは結構大変です。
カルシウムは吸収率が意外に低く、カルシウムの吸収を助ける栄養素も一緒にとる必要もあるので、余計に手間がかかります。
メニューによってはどうしても栄養素が偏ってしまったり、栄養が足りないことも。
サプリなら不足しがちなカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助ける栄養素も含まれているので毎日の成長の助けとして取り入れてみては如何でしょうか。
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