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成長を促してくれる高い栄養素を含んだ野菜などはその重要性に反して成長期の子どもは進んで食べないことが多くあります。
その多くは「食べづらい」「おいしくない」というものですが、そのなかでも比較的食べやすさから多く食べられている野菜があります。
それが「小松菜」です。特に冬場は鍋などに入れて多く食べられる小松菜について詳しく紹介していきたいと思います。
小松菜は天然のマルチサプリ
もともとは中国原産のカブの一種とされる「クキタチナ」と呼ばれる野菜だったと言われています。
それが日本に伝わり、突然変異や品種改良によって小松菜が誕生したと言われています。
現在はアブラナ科に属しており、野沢菜やチンゲン菜と近い品種とされています。昔は「冬菜」と呼ばれており、その名の通り冬が旬でした。
しかしこれは冬の寒い時期に葉が柔らかくなって甘味が増すために呼ばれた名で、実際には一年中食べることができます。春以降に出回るものは「鶯菜」と別の名前で呼ばれることもあります。
江戸時代には「葛西菜」と呼ばれ、すでに美味しくて栄養価が高い野菜だと評判になっていたという記録があります。
この葛西菜が名産地であった江戸の小松川村から名前が取られて小松菜と呼ばれるようになったとされています。
その特徴は数多くの種類の栄養素を含んでいることで、「天然のマルチサプリ」とまで言われています。
緑黄色野菜の特徴であるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、ミネラル分、食物繊維などその栄養素は多岐にわたっています。
小松菜に含まれる栄養素は?
まずはカルシウムです。小松菜には100g中に170mgものカルシウムが含まれており、数ある野菜の中でもかなり上位に入ります。カルシウムは骨を形成していくうえで必要不可欠な栄養素です。
カルシウムには精神を安定させる働きもあります。
成長期の子どもはストレスを感じたり、イライラしたりすることが多くあります。カルシウムは鉄分などのミネラル分と合わせて摂取することで、このイライラを抑制する働きがあるとされています。
ストレスも和らげることができるために反抗期や勉強のストレスなどを感じている子どもにとって重要な成分と言えます。
鉄分を多く含んでいることも特徴です。鉄分は骨、肉、血を作る元となる成分です。これが十分に摂取できていなければしっかりと成長はできません。
また成長期の女子に発生する生理にも影響してきます。日本人の5人に1人は貧血であるという分析も出ています。
これは鉄分が不足しているためです。しかし小松菜は100g中に2.8gの鉄分を含んでおり、これも野菜の中では上位に入る含有量です。
そしてこれらの栄養素は単体で存在するよりも他の栄養素と組み合わさることでさらに高い効力を発揮するものがあります。
たとえば、カルシウムはそれだけでは体内での吸収率も低く、満足に力を発揮できません。
これはビタミンCやビタミンK、鉄分などのミネラル分と同時に摂取することでその吸収率と効力を高めます。
鉄分はビタミンDとの組み合わせでさらにその効力を高めます。
本来はこれらを含む他の食材と同時に食べることを推奨されるのですが、小松菜はそういった栄養素をすべて含んでいるためにそれだけで高い効力を発揮することができるのです。
若返りのビタミンも豊富
成長期には多くの栄養素を必要とするために栄養バランスが崩れがちです。
栄養バランスがしっかりととれていなければ安定した成長は望めません。しかし小松菜には上記の他にも多くの栄養素が含まれているのです。
たとえばカリウムです。100g中に500mgという膨大な量が含まれています。
カリウムは血中のナトリウム濃度を安定させてくれます。その働きによって高血圧やむくみなどを解消してくれるのです。
また、血流も安定させてくれるために全身に栄養分をしっかりと運ぶことができるというのも大きな利点です。少し熱に弱いという欠点があるために熱しすぎるとカリウムは失われてしまうので注意が必要です。
また、β-カロテンが100g中に3100μg含まれていることに加えて「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEを豊富に含むことから、細胞の酸化を防止して、老化を予防するだけでなく免疫力も高めてくれます。
免疫力が高まるとあらゆる感染症に対して抵抗力が上がります。血流も安定させる作用があり、これも成長に関わってきます。
食生活が乱れやすい成長期では栄養バランスが崩れると正しく成長せずに肥満につながることがあります。
しかし小松菜には肥満を防ぐ作用とされるネオキサンチンが含まれています。小松菜自体が低カロリーであることに加えて体重抑制を行ってくれる成分のおかげで肥満を防ぐこともできるのです。
成長期にはニキビなどの肌荒れも多くでます。しかし小松菜はプロリンというコラーゲンの成分だけでなくβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンを含んでいるために美肌効果、美白効果にも優れています。
肌に張りがでて、みずみずしくなり、ニキビ予防などを行ってくれるのです。
小松菜はそれだけで食べると苦みがあるために食べにくいことがありますが、他の食材とも組み合わせやすく、鍋などでも多く使用されることから比較的成長期の子どもでも食べやすい食材とされています。
その高い栄養バランスはまさに野菜のなかでもトップクラスと言えます。
一年中食べることができる野菜でもありますので、色々と調理法を変えて安定して食べることで、大いに成長に役立たせることができるでしょう。
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