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成長に影響する食品はいくつもありますが、野菜や海藻類などが多く、成長期の子どもが進んで食べたがらないということがあります。
しかし、子どもが喜んで食べるものにも様々な栄養素を含むものがあります。それが「豚肉」です。
豚肉はタンパク質、脂質、ミネラル、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。それらは健康を保ちながら体を成長させてくれる栄養素です。ここではそんな豚肉について紹介していきたいと思います。
体の基礎となる豊富なタンパク質
まずタンパク質ですが、タンパク質は筋肉や髪、爪、皮膚など様々な細胞を作り出す成分です。また、カルシウムと結びつくことで骨を作り出す土台となります。
豚肉にはタンパク質を構成するアミノ酸が多く含まれています。このアミノ酸には肝機能を高める効果もあります。体内で生成できない必須アミノ酸も豚肉から摂取することができます。
必須アミノ酸のロイシンは貴重な成分ですが、これは筋肉の破損部分を修復し、より強くすることができます。筋肉量の強化は肥満防止をしながら体を成長させることにつながります。
同じく必須アミノ酸の一つであるトリプトファンは精神状態や感情コントロールを安定させるセロトニンという成分を増殖させる効果があり、鬱病予防にも役立ちます。
また睡眠を良質なものに改善して熟睡を促します。成長ホルモンは寝ている間に分泌されるために良い睡眠は成長には欠かせません。
脂質は取り過ぎると肥満につながるためにダイエット中の人は避けることが多いのですが成長期の子どもにはある程度の摂取量が必要となります。
健康を維持していくためや皮膚の保護膜、情報伝達促進などの働きをします。また、免疫力を向上させて老化防止にもつながります。脂肪酸に含まれているアラキドン酸は脳が発達していくのに必要な成分です。
摂取すると学習能力や記憶力を向上させることができます。これも成長期の子どもには必要な成分です。
あまりに脂質が不足すると肌の潤いがなくなり乾燥して肌細胞の老化が進んでいきます。脂質は豚肉の部位によってかなり差がありますので、そのとき摂取したい量に応じて部位を選ぶのも良いでしょう。
特徴的なビタミンの力
そして豚肉に含まれる栄養で特に特徴的なのがビタミンB1です。ビタミンB1はエネルギーの代謝を行うことができ、体全体の細胞を活性化させて新たなエネルギーを生み出します。
そのため「疲労回復ビタミン」と呼ばれることもあります。不要な糖質と共に体に蓄積した疲労を体外に排出してくれます。
アイスクリームやジュース、スナック菓子などで糖質を多く摂っている子どもはよりビタミンB1を必要とすることになります。さらに皮膚や粘膜を正常化させる働きがあるので肌荒れ、口内炎、ニキビなどを改善してくれます。
ビタミンB2は皮膚や粘膜の生成を促すことで健康状態を維持する働きがあります。また、摂取した糖質や脂質、タンパク質などを分解してエネルギーにする効果もあります。
つまり活発に行動する子どもほどビタミンB2を摂取する必要があるということになるのです。さらに疲労回復や体力低下の防止にも効きます。
ビタミンB6はタンパク質からエネルギーを生成したり、筋肉や血液などを作り出す働きがあります。タンパク質を摂取した分だけビタミンB6も必要になるということになります。
不足しがちな亜鉛、鉄分、カリウムも豊富
亜鉛は味覚を正常に保つほか、体内にある様々な細胞酵素を作り出すのに関係しています。亜鉛が不足してくるとタンパク質の生成がスムーズに行われなくなり細胞分裂が順調にできなくなります。
さらに免疫力の向上や生殖機能の安定化など幅広く作用しているのが特徴です。マグネシウムや亜鉛はカルシウムと結びついて骨を生成する材料にもなるために成長にも欠かせない成分でもあります。
亜鉛とともに重要なミネラルとされているのが鉄分です。豚肉はヘム鉄を多く含んでおりこの鉄分は血を作るもとになります。また血液をサラサラにするとともに、赤血球や白血球の働きを安定させる働きもあります。
カリウムは余計な水分や糖質を排出するだけでなく骨の密度を濃くする働きもありますので、強い骨づくりには欠かせません。こういったミネラル分は体内では生成することができないために食品から摂取する必要があります。
これらの栄養素は豚肉の部位によって大きくかわります。たとえばヒレや赤みの部分からは良質なタンパク質が多く含まれています。
その割には脂質が非常に少ないために筋肉を増強したい人やダイエット中の人に適していると言える部位です。この部分はカロリーが低くタンパク質が多いために筋肉を作るには理想的なのです。
ロースの部分にはタンパク質も含まれていますが、脂質も多く含まれてきます。また、この部分にはビタミンB1も含んでいるためにバランスよく栄養素を取れる部位と言えるでしょう。
豚肉が含んでいるビタミンB1は牛肉や鶏肉の約10倍です。なかなか摂取しにくい栄養素でもあるのでしっかりと豚肉から摂取しましょう。
豚肉は成長期の子どもが必要な栄養素を多く含んでいるにも関わらず、低カロリーでしかもクセが少ないために子どもたちも苦手とはしません。
特に他の食材から摂取しにくい亜鉛、カリウムなどのミネラル分は貴重な栄養素です。
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