成長を促していくにはバランスよく栄養を取ることが必要不可欠です。
何かに特化して栄養を持つ食品は多くありますが、それだけでバランスよく栄養を取れる食品となるとなかなかありません。
しかし食卓にそれを一品加えるだけで全体の栄養バランスが劇的によくなる食材があるのです。
それが「ひじき」です。そこでここではひじきが持つ栄養のすごさを紹介していきたいと思います。
ひじきの歴史とは
ひじきは古くは縄文時代の貝塚からも発掘されており、平安時代には歌物語として有名な伊勢物語にも食材として登場するほどの歴史を誇っています。
また、北海道から九州まで広く採ることができるという強みもあって長きにわたって日本人に愛されてきました。
現在は国内産は全消費量の20%ほどで残りは中国や韓国からの輸入に頼っています。
海で天然もののひじきを採ってもそのままでは渋くて食べることはできません。水洗いして釜茹でし、その後天日干しして乾燥ひじきとしたものが多く出回っています。
ひじきには「長ひじき」と「芽ひじき」があります。「長ひじき」は春先ごろに茎の部分を採ったもので「茎ひじき」とも呼ばれます。
太くて長く、しっかりとした歯ごたえがあるために炒め物、煮物などに用いられます。
「芽ひじき」は春先に葉の部分を採ったもので「米ひじき」とも呼ばれています。柔らかく食べやすいのでサラダ、和え物、混ぜご飯などに使用されます。
ひじきを選ぶ際は黒ければ黒いほど良いとされています。黒く光っているものを選ぶのが良いでしょう。
干しひじきは湿気に触れると傷むのが早くなるために、できるだけ密閉して保存し、開封後は早く消費しましょう。
ひじきの栄養素
海藻類にはミネラル分をはじめとした栄養素が多く含まれるものが多いのですが、そのなかでもひじきは最上位に位置しています。
カルシウムは同量の牛乳の10倍以上含まれ、マグネシウム、マンガン、ビタミン類、食物繊維などが豊富に含まれています。
そのため昔から「ひじきを食べれば長生きできる」とまで言われてきました。それほど重要な栄養素が詰まっているのです。
身長を伸ばすためには骨を伸ばしていかなければいけません。身長が伸びるときは骨の端にある軟骨が成長していきます。
そのためにはカルシウムが必要になるのですが、カルシウムはそれだけでは体内での吸収率が低く、使われずに排出されてしまうことも多くある栄養素です。
そこでカルシウムを摂取するときには、その吸収率を上げることができる成分を同時にとると、より効果的に成長へとつなげることができるのです。
カルシウムの効率をあげるものとしてマグネシウムやマンガンなどの鉄分があります。
マグネシウムは血液の流れをスムーズにして赤血球のヘモグロビンを生成する働きもあります。それが全身の細胞へと栄養素を運び、骨や肉に成長を促すことにつながります。
カルシウムの吸収率を上げる働きもあるために非常に重要な要素と言えます。もちろん鉄分ですので血を生成する原料にもなります。貧血などの予防にもなるのです。
また、食物繊維ですが、こちらは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているために低カロリーにも関わらず食べ応えがあるということを生み出しています。
食物繊維は体内で不必要な老廃物や悪玉コレステロールを排出し、腸内環境を整えてくれる働きがあります。
カルシウムが豊富なだけでなく、これらの栄養を一緒にとれることが、ひじきが身長の伸びに大きく寄与できる食材であるポイントなのです。
ひじきのダイエット効果
成長期の偏った食生活にも大きな効果をもたらしてくれると言えます。低カロリーで必要な栄養素が多く含まれていることから「ひじきダイエット」というものも出てきています。
これにはひじきに「タンニン」が含まれていることも関係しています。タンニンは体内の中性脂肪を減少させ、あらたに脂肪が蓄積するのを防止してくれる働きがあります。
そのためダイエットフードなどにはよく含まれている成分なのです。また、タンニンには肌を保護して美しく保つ機能もあります。シミやそばかすなどの防止にも役立っているのです。
そして珍しいところでは「ヨウ素」があります。ヨウ素は基礎代謝を高めてくれるために特に女性が好む成分です。
髪や肌、爪などを艶のある状態にし、張りがあって美しくしてくれる成分です。また、代謝を高めることから成長ホルモンと関係して子どもの成長にも大いに活躍してくれます。
これも多く含まれているβ-カロチンは体内に入るとビタミンAに変わります。
ビタミンAは、肌の保湿を行うことでみずみずしい肌を実現させます。肌荒れにも効くために、思春期特有のニキビにも高い効果を発揮します。吹き出物に悩む若者には強い味方と言えるでしょう。
豊富なタンパク質はカルシウムと結びつくことで骨を強く丈夫にしながら成長させていきます。
さらに脳の栄養素としても働くことで脳を活性化させて成長ホルモンを分泌させることにも役立ちます。
食材としてのひじきの使い方
ひじきはそれだけではメインの食材としては食卓に並びにくいものですが、何かに付け加えることで全体の栄養バランスを一気に上昇させることができる食材です。
他のものと混ぜて混ぜご飯にすることもありますし、何かの付け合わせとしても優秀です。
汁物に入れても大きく主張することがないために自然に食べることができます。
このようにカルシウム豊富な上に汎用性が高く、ゴボウの約7倍もの食物繊維やカルシウム、マグネシウムをはじめとするミネラル分に加えて、ビタミン類までも含むひじきは成長期の子どもにはぜひとも食べさせたい食材と言えるでしょう。
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