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カルシウムとタンパク質、この二つは骨を作りだすまさに土台と言えます。
つまりこの二つをしっかりとバランスよく摂取することが身長を伸ばすのに必要なことと言えるのです。
そしてその二つを同時に摂取できるのが「えび」です。ここではその「えび」の栄養素について紹介していきたいと思います。
豊富なカルシウムとタンパク質
まずカルシウムです。特に殻やしっぽの部分に多く含まれているためにできれば、えびは丸ごと食べる方が様々な栄養素を摂取できるということになります。
干しえびや桜えびなどが食べやすいでしょう。干しえびは身と一緒に殻やしっぽも全部食べますのですべての栄養素を得ることができるのです。
また、桜えびには100g中に2000mgも含まれています。カルシウムは一日の摂取目安が600mg。成長期でも800mgほどのために桜えびを50gほど食べればそれだけで摂取目安を超えることになります。
カルシウムはタンパク質や他の栄養素と結びついて骨の土台を作ります。また、成長期特有のイライラを抑制したり高血圧を防止したりする働きもあります。
タンパク質は筋肉を作り出す主成分となります。また、髪や爪、皮膚、内臓器官など様々な組織を作り出す成分なのです。特に干したえびの場合は100g中の約半分がタンパク質です。
もちろん肉や魚にもタンパク質は多く含まれていますが、こういったものは脂質なども多く含まれてしまいます。しかしえびは脂質が少なくタンパク質を摂取することができるのが特徴です。
タンパク質は赤血球中のヘモグロビンを生成して血流を安定させる働きや、抗体を作り出すことで免疫力を高めます。
また疲労回復にも大きく役立つために運動を盛んに行う成長期の子どもには欠かせない栄養素でもあります。この二つが多く含まれているだけでも成長に大きく影響する食品と言えるでしょう。
若返りのビタミンE
しかしカルシウムだけを摂取しても身長が伸びるわけではありません。他にも重要な栄養素があります。まずはビタミンEです。
ビタミンEはえびの中では甘えびや伊勢エビに多く含まれています。甘えびには100g中に3.4mgほど。伊勢エビには100g中に3.8mgほど含まれています。
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれています。強い抗酸化作用があり、細胞が酸化することを抑制して細胞を若く保ちます。
これが老化防止に役立つとされているのです。そして末梢血管を拡張させて血行、血流を良くする効果があります。
この効果によって肩こり、冷え性、高血圧、貧血、動脈硬化や心筋梗塞など様々なものに影響しているのです。さらに男性ホルモン、女性ホルモン、成長ホルモンの分泌を促すことで生活習慣病を抑制しながら身体を成長させることができるのです。
体調不良や目の疲れにも効果的なタウリン含有
成長期の子どもは栄養素の多くが体を成長させることに使用されるために体に疲労が溜まりやすく、病気にもかかりやすくなります。しかし、えびにはそれらを予防する栄養素も含まれているのです。
たとえばタウリンです。栄養ドリンクなどに多く含まれていることで有名ですが、もともとは魚介類に含まれているものです。
イカやタコなどの軟体動物にも多く含まれています。アミノ酸の一種で血液中の悪玉コレステロールを抑制し、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
高血圧や動脈硬化を予防したり肝臓などの機能を安定させる効果もあります。
また、目の網膜などに働きかけて疲れ目、近眼、老眼など目全体に良い影響を及ぼします。眼精疲労にも効くために目を使うことが多い学生にも効果的です。
目に効く成分としてアスタキサンチンもあります。これはえびの殻に多く含まれている成分で眼精疲労の回復や血行の促進、動脈硬化予防などに効きます。
これは体の細胞の細かい部分に入り込むことができる成分のために高い効果を発揮するということで近年大いに期待されている成分です。小エビなどを丸ごと食べることで摂取していきましょう。
珍しいところでは「キチン」という動物性の食物繊維があります。キチンは「毒消し」としての効果が高く、悪玉コレステロールや老廃物を排出させる働きがあります。
この効果によって肥満を防止したり整腸作用もあるために非常に高い健康効果をもたらしてくれるのです。
そしてグルコサミンです。このグルコサミンは体内で生成される成分なのですが、その重要度と比べて必要な量が足りていないために体外から摂取する必要があります。
特に年齢を重ねてくると急激に生成量が低下するために。これを補う健康食品なども販売されています。
グルコサミンはアミノ酸の一種でもあり、コラーゲンとともに軟骨の原料となります。これはもちろん成長に関係しているだけではありません。
グルコサミンが不足してくると関節の可動域が狭くなり、動かすたびに肩、ひじ、ひざ、腰などに痛みが発生します。逆にしっかりとグルコサミンが摂取できていれば関節を滑らかに動かすことができ、痛みを軽減してくれます。
成長に関係する栄養素を多く含む食材はどちらかといえば野菜や海藻類など成長期の子どもが好まない食材が多くあります。
しかし、えびは子どもから大人まで幅広く親しまれている食材でもあります。
その調理法、料理も多く、好んで食べる子どもも多くいます。えびにはカルシウムやタンパク質をはじめ、ビタミンEやミネラル分、アミノ酸など数多くの栄養素が含まれています。
特に殻やしっぽにカルシウムが多く含まれることから小エビなどを丸ごと食べることで大いに成長に役立ってくれる食材と言えるでしょう。
食事だけでカルシウムを取り切れない時はサプリで補助しよう!
ただ実際、毎日きちんとカルシウム+αを取り続けるのは結構大変です。
カルシウムは吸収率が意外に低く、カルシウムの吸収を助ける栄養素も一緒にとる必要もあるので、余計に手間がかかります。
メニューによってはどうしても栄養素が偏ってしまったり、栄養が足りないことも。
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