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成長期の子どもの伸長を伸ばすために良いとされる食品がいくつかあります。
しかし体に良いからといって子どもが喜んで食べるかどうかは別問題です。むしろ体に良くないものの方を喜んで食べるかもしれません。
ここでは子どもが進んでは食べないものの、成長に関係する栄養素の宝庫でもある「ケール」について紹介していきたいと思います。しっかりとした知識を持つことで少しでも抵抗感がなくなればと思います。
そもそもケールとは
ケールは「葉キャベツ」とも呼ばれる葉野菜です。キャベツの仲間としてはキャベツや芽キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーなどいくつかの種類がありますが、その大元はケールであったとも言われています。
なかなかケール単体で食べる機会はないと思いますが、このケールは重要な栄養素を数多く含む野菜でもあります。
ビタミン各種や様々なミネラル分、食物繊維、カロチンなどを豊富に含むことから「緑黄色野菜の。王様」という呼称までついています。
もちろん成長に直結するカルシウムも多く含んでおり、これも野菜の中ではトップクラスの含有量となっています。
ケールの主な栄養素
まずはやはりカルシウムです。言わずと知れた身長を伸ばすのにもっとも関係する成分ですが、これが100g中に220mgも含まれています。もちろん野菜の中でもかなり上位に入る優秀さです。
さらにケールはキャベツの仲間ではありますが決定的に違うのがβ-カロテンの量です。キャベツには100g中に50μgほどしか含まれていませんが、ケールには100g中に2900μgも含まれています。
まさに緑黄色野菜の中の緑黄色野菜と言えます。
そのために抗酸化作用が強力で、血液をサラサラにして動脈硬化や心筋梗塞などを防止します。さらに細胞を若返らせていく作用で老化も防止します。
そして豊富な食物繊維です。ケールは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を合わせて100g中に3.7gも含んでいます。
これによって成長期、特に女子に見られる便秘の改善であったり、糖尿病の予防、悪玉コレステロールの排出などが行われます。
成長期に多い肉食過多の場合でも食物繊維を多くとっていれば安心できます。
ビタミンCも100g中に81mg含んでいるという豊富さです。ビタミンCは美肌効果の他にもイライラを抑制したりカルシウムを吸収しやすくするという働きがあります。
カルシウムと合わせて摂取することでその効果を上げる働きがあるのです。
また、ビタミンEは抗酸化作用が高く、活性酸素の働きを抑制することで様々な病気を未然に防いでくれる優秀な成分です。これも100g中に2.4mgという含有量です。
珍しい成分としてはメラトニンという成分があります。成長期で重要なことの一つに「質の良い睡眠」というものがあります。
いくら栄養素を摂取していても良い睡眠をとっていなければ体は成長しません。
このメラトニンという成分は神経ホルモンの一つで眠りへの導入と深い眠りに影響することで質の高い睡眠効果をもたらしてくれます。これも成長に大きく関係していると言えるでしょう。
蕎麦に多く含まれているルテインもケールに含まれている成分です。ルテインは抗酸化作用が強いだけでなく眼精疲労にも効きます。勉強しすぎの成長期の子どもには良い効果と言えます。
ケールの摂取の仕方
ケールだけで販売されていることが少ない上に、かなり個性的な味わいをしているために料理して食べられることがあまりない野菜でもあります。
近年もっともポピュラーな摂取の仕方としては「青汁」などの健康飲料として摂取することだと思います。
もしケールの葉を購入する機会があれば、できるだけ葉の緑色が濃くて、みずみずしく、葉に張りがあるものを選びましょう。
しっかりと水分と栄養分を含んでいるものは少し重く感じるということも覚えておきましょう。
本来はケールの栄養素を摂取するためには一日に350g以上を食べないといけないとされています。
しかしケールを350g以上食べることはあまり現実的ではありません。
そこで青汁のように飲料として飲んでしまうのです。もちろんここにはケール以外にも明日葉や大麦若葉などを合わせて入れることでさらに栄養バランスを上げています。
よく一緒に含まれる明日葉や大麦若葉にはカルシウムやタンパク質が豊富に含まれており、骨の形成に大いに役立ってくれます。
青汁と言えばある程度年配の人が健康のために飲む印象があります。また、販売された当初の青汁は「まずい」と評判になるほどで、まずいけれども健康のために仕方なく飲むというものでした。
しかし色々なメーカーが開発するに当たって、その高い健康効果と同時に味の改善にも取り組んだ結果、最近の青汁は非常に飲みやすくなっています。
そのために独特な味わいの野菜を料理して食べることはできなくても、青汁としてなら飲めるという人も増えています。子どもならなおさらと言えるかもしれません。まずは本人が摂取しやすい形で摂取していくのが良いでしょう。
成長期の子どもは成長するために多くの栄養素を必要としていますが、スナック菓子や菓子パン、肉などを好むためにかなり偏った栄養を摂取しています。
多くの子どもは野菜不足であると言われるなか、青汁という形でビタミン、カルシウム、ミネラル分などの質の高い栄養素をまとめて摂取できるケールは非常に優れた食品と言えます。
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