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牛乳で身長が伸びた?私の体験談
私は、身長180cmです。直接の原因か定かではありませんが、幼い頃から10代後半まで、毎日欠かさず牛乳を飲んでいました。
私の母は小さな頃から、「大きくなりたければ牛乳を飲みなさい」と口うるさく話す人でした。実際、食事には毎食牛乳を出し、
必ずコップ1杯は飲むことがノルマのようになっていました。その他にもヨーグルトやチーズなど、牛乳に加えて乳製品を多く
取らされました。
私の父母は、身長がそれほど高いほうではありませんでした。父は165cm,母は153cmでごくごく平均的か、平均よりも少し
小さいくらいでした。小学校低学年の頃は、私もクラスの真ん中くらいの身長で、周りの子どもたちと大した身長差はありません
でした。
しかし、毎日牛乳を飲み続けた結果か、小学校高学年になる頃には、身長が160cmほどまで成長し、行列を作るときは、
いつも一番後ろを争う位置につけました。その後成長期を迎え、中学校在学中に20cmほど身長が伸び、現在に至っています。
牛乳が身長に及ぼす効果とは?
私の身長が伸びた原因が牛乳だけであるかは定かではありませんが、確かに牛乳を飲むことと身長を伸ばすことには因果関係がありそうです。牛乳には、骨の成長に必要とされるカルシウムが多く含まれています。カルシウムは小魚などにも豊富に含まれますが、牛乳は一度に摂取できる量が比較的多くなるため、小魚を食べるよりも効率的にカルシウムを摂取することができます。そのため、牛乳を飲むことは、身長を伸ばすための必要最低条件であると言うことはできるでしょう。
ただし、それだけでは十分ではありません。牛乳は元々、人間、特に日本人には、消化が難しい食べ物です。幼い子どもに牛乳を与える時などは、消化不良やアレルギーの対策に特に気を使います。大量に牛乳を飲んだからと言って消化して栄養として吸収されなければ意味がありません。牛乳をがぶ飲みするだけでなく、牛乳を消化しやすい形に加工したチーズやヨーグルトなど乳製品を通じてお腹の負担を気遣いながら摂取する必要があります。
また、カルシウムの吸収を助け骨の成長を助ける物質としてビタミンDも必要となります。ビタミンDは食物から摂取することはできず、日光を浴びることで生成されると言われています。牛乳を飲むと同時に晴れの日に積極的に外で遊ばせることで、牛乳を飲んだ時の効果を最大限に高めることができます。
カルシウムだけでない、バランスのあるの栄養摂取が必要
ただし、何事も極端にすると良いことはありません。身長を伸ばすためと行って、食事の栄養を乳製品に頼るようになると、他の栄養摂取がおろそかになり、身体のバランスを崩しがちになります。カルシウムを極端に摂取しすぎると、骨の骨密度が高まりすぎ、骨の柔軟性が失われてしまいます。結果、ちょっとした衝撃ですぐに骨折しやすい身体になってしまいます。これが原因かは定かではありませんが、私は、人生で3度の骨折を経験しました。
また、骨の成長だけでなく、筋肉の成長にも気を使う必要があり、タンパク質や炭水化物もバランス良く摂取するのがベストです。
骨だけが成長し、筋肉の成長が疎かになると、成長痛という関節周辺の痛みを引き起こす原因となったり、関節周辺の軟骨や筋にダメージを受けやすくなったりします。私も成長痛は膝の関節で経験しましたし、私の友人で痩せ型の高身長の人は、膝に水がたまるなど、関節周辺のダメージを訴える人が多くいました。牛乳を飲めば身長が伸びるというのはあながち間違いではありませんが、そればかりに頼らず、バランスの良い食事を取ることが健康な身体づくりには最適ということでしょう。
読者の20代・京都府出身の男性から頂戴しました「身長に関するうわさ話」をご紹介しました。