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成長期に筋肉をつけると身長が伸びない?
成長気に筋肉をつけると身長が伸びないと初めて聞いたのが中1ぐらいだったと記憶しています。私は子供の頃にプロレスファンだったのですが、有名なレスラーも確かに言っていました。その頃は、筋肉をつけると伸びない!というよりつけ過ぎると伸びないと言うのが一般的だったと思います。
スポーツ界や運動の専門家などもの意見からきていたのでしょう。他にも筋トレでも種類によっては、やっても大丈夫という説も聞いたことがありました。ダンベールやバーベルなどを使う筋トレをするのはダメ。腕立てや腹筋などは○という説です。重過ぎるものを持つと骨の成長が止まる!とよく聞いた覚えがありました。当時は情報も少ないしそれを信じていました。今のようなインターネット社会なら違う意見もあったと思います。しかし当時は、大人や先生やテレビのいうことが全てでしたので。
一般的に部活などでもバーベルなどを上げるのは、高校生からです。現在もそうでしょう。スポーツ科学の進んだ今でもそうなのですから、あながち嘘やデタラメではないと感じています。しかし一部を切り取り大げさな表現をしていたのでは?という疑問も感じるのです。
筋トレと身長の体験談
私もプロレスラーに憧れていましたので、レスラーが書いた本や雑誌などを見て見よう見まねで筋トレをしていました。具体的には、腕立てふせやスクワットや腹筋などです。いわゆる自分の体重を使ったトレーニングです。なぜならレスラーの人が18歳ぐらいまではバーベルなどの筋トレはしない方がいい!とハッキリ言っていたからです。経験に基づく理論からなのでしょう。身体のプロが言うのだから間違いないだろうと思い信じていたのです。
私の兄は、トレーニングなどしないタイプでした。比較するとしたら兄ぐらいです。ほとんど同じ環境で生活していたのですから。大人になってからの身長は、兄が177センチ。私が172センチです。微妙な差なのでハッキリしたデータとはならない差でした。兄弟でも双子でもない限り身長差も多少あるのは、普通です。
友人の話しで覚えているのが小学生の時から鉄棒と鍛えてムキムキな友人がいたのです。腹筋も割れていました。身体能力も高かったです。その友人は、身長が中学生で止まってしまい155センチです。あれは子供のころに筋肉をつけ過ぎたから!と当時もみんなが言っていました。その経験が、最近になるまで筋トレをすると身長が止まると信じていたのでは大きな理由です。
適度の筋トレなら身長には関係ない!!
成人してからもジムにいって筋トレを趣味としていました。色々なトレーニング関係の雑誌や書籍も読みあさっていたのです。そんな中でたまに身長と筋トレについて書かれているのも目にすることがあったのです。その情報は、今まで信じていたことを覆す事実だったのです。研究なども行われておりデータも見ました。アメリカと日本を比べると単純にアメリカじんのほうが成長期から筋トレを始めます。しかし平均身長は、日本人より高いです。これだけでも筋トレすると身長伸びなくなる説は否定できてしまうのです。
逆に筋トレは、身長を伸ばすというデータもあります。筋肉を鍛える→全体的に大きくなる→フォルムも広がる→身長差が伸びる という流れです。しかし成長期にNGな筋トレは、骨や関節に負担がかかるトレーニングと長時間のトレーニングです。成長期には、短時間で骨や関節に負担のかからないトレーニングをすれば良いのです。私の友人は、鉄棒で遊ぶのが趣味で長い時間していました。しかも何年間も。これが骨や関節に負担がかかり身長が伸びなかった!と考えられます。長年の疑問が解決した瞬間でした。多くの大人やスポーツ指導者がこの理論を学ぶべきです。
読者の40代・福島県出身の男性から頂戴しました「身長に関するうわさ話」をご紹介しました。