
ElDrmano / Pixabay
読者の皆様から寄せられた「私の身長の伸ばし方」をご紹介します。30代・東京都出身の女性の方から頂戴しました。
遺伝的にみて、自身の身長UPには期待していませんでした
私の両親は、2人そろって、身長が低く、父は168センチ、母は149センチで、小さい頃から漠然と、自分も身長が低くなるのだと覚悟していました。
隔世遺伝に期待したとしても、祖父母とも、そんなに身長が高いということもなかったので、もう諦めるしかありませんでした。
小学生のころは、背の順番で並ぶと、いつも前から1番か2番でしたが、私の兄もやはり身長が低かったので、自分もその運命を甘んじて受け入れていました。
しかし、小学校の高学年になって、月刊の少女マンガである「りぼん」や「なかよし」を卒業し、少し背伸びしてファッション雑誌を読むようになってから、私はオシャレに目覚め始めました。それまでは、身長の低さを当たり前のこととして受け入れていたのですが、雑誌の専属モデルの子たちの様に、自分もかわいい服を着こなしたいと思うようになりました。雑誌でモデルの子達が着ているコーディネート真似してみても、圧倒的に何かが違う。それは身長の高さだと気付いてから、自分身長背が高くなりたいと切実に願うようになったのでした。
高身長への憧れ。身長を伸ばすために牛乳を毎日飲み、バスケを始めました
そのころは、今のように、インターネットで何でもすぐに調べられる時代ではなかったので、情報収集といえば、本や口コミが主流でした。
身長を伸ばすには、何が効果的か、その頃の私は一生懸命に調べ、たどり着いた答えは、ジャンプするスポーツをすることと、牛乳を飲むことでした。
まず1つ目の、ジャンプするスポーツですが、選択肢としては、バレーボールとバスケットボールがありました。
実際中学の部活で、このふたつのスポーツを始めて、高校まで続けている近所の先輩達をみると、皆、ぐんと背が伸びているように思いましたし、逆に剣道や柔道など、押さえつけられるようなスポーツを続けている先輩達は、それほど背が高くない印象でしたので、続けるスポーツによって、身長高さに違いが出ることは、大いに関係があると思ったのです。もうひとつは牛乳を飲むこと。牛乳をたくさん飲むことで身長が高くなる。これはもう、昔からの定説でしたので、試してみる他ないと思いました。
私は中学に入学すると、バスケットボール部に入り、毎日500mlほどの牛乳を飲むことを始めました。
結果、目標の160cmを超えて164cmの高身長に
バスケットボール部では、背が低かったこともあり、初めのころは試合にも全く出してもらえなかったのですが、朝練にも頑張って通い、毎日のハードな練習にも耐え、気付けばレギュラーになっていました。中学生になって、小学校の時のように背の順番で並ぶことがなくなったので、自分が周囲と比べてどのくらいの身長なのか比べる機会がなくなったのですが、入部当時はガードというポジションだったのが、2年生後半にはフォワードというポジションになりました。中学のバスケットボールでは、背の高い人がガードを担当し、中くらいの背の高さの人がフォワードを担当するのです。
そして、高校生になり、バスケットボールと毎日の牛乳は引き続き続けました。高校3年生になって、背の高さは164センチなっていました。
小学生のころは夢にみていた160センチを越えたのです。遺伝的にみて、自分はきっと150センチ代なのだろうと思っていたのに、164センチになれたのです。
これは、毎日の牛乳の効果だったのか、バスケットボールを続けた効果だったのか、どちらが功を奏したのかはわかりませんが、きっとどちらも影響があったのではないかと思います。
遺伝で身長を諦めなくて良かったと心から思いました。身長の為にはじめたバスケットボールでしたが、青春の思い出いっぱいですし、身長も伸びたのですから。