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読者の皆様から寄せられた「私の身長の伸ばし方」をご紹介します。30代後半の栃木県出身女性の方から頂戴しました。
物心ついたときから背が低いことがコンプレックス
私は生まれた時こそ平均的な体重・身長だったにもかかわらず、物心がついたときにはすでに身長は低めでした。
保育園に入った時には背の順に並べばいつも一番前。
その時は特に気にしていた記憶はありませんでしたが、みんなよりも背が低いということは自覚していました。
そして、背が低いことがコンプレックスとなったのは小学校に上がったころでした。
私の身長は、小学校に入学したころ、ようやく100㎝を超えるくらいだったと思います。
今、私には幼稚園の年中の男の子がいますが、その子がすでに110㎝になるという事を考えると相当低かったことが想像できます。
小学校といえば、私が子供のころはどんなときにも男女別で背の順に並んだもの。
その時には前から2番目と辛くも一番背が低いという事は避けられました。
ただ、一番背の低い子はとても明るくて元気が良かったのでいつもクラスの人気者。
その為私は何かと悪口を言われるとまず真っ先に背の低さを話題に出されました。
あまりにも身長のことばかりを悪口にされて、悔しくてたまらずに保健室に駆け込んだことも何度もありました。
親に言われて始めた飲み物とおやつとは
私が子供のころは、背が伸びたい人といえば、牛乳と小魚でした。
親は私の背が小さいことを気にしているようなことはあまり口にはしませんでしたが、小学校に入るころから毎日必ず食事の時には牛乳を飲むようにすすめ、おやつにはよく小魚を出されました。
幸い私は牛乳が嫌いではなかったので、毎日牛乳を飲むことは苦ではなかったのですが、小魚だけはどうも苦手でした。
小魚って、ただ乾燥していて味もほとんどなく、硬くて口の中に入れると口の中がイガイガしたのがとても好きになれなかったのです。
やがて両親は小魚をおやつに出すことはなくなりましたが、牛乳は毎食飲むことは変えず、おやつには小魚の代わりに固型チーズを出すようになりました。
元々私はチーズが嫌いではありませんでしたが、この時に大量の固型チーズを食べていたせいで、今では固型チーズが嫌いになってしまい食べることが出来ません。
牛乳を飲むのはカルシウムを摂るだけではなく身体にも良いことなので、今でも続けていますが、チーズを食べるのは身長の伸びが止まった中学校1年生でやめました。
何年も頑張って続けたカルシウム摂取の結果
私は小学校1年生ごろから身長の伸びが完全に止まった中学校1年生までの約6年間、毎日のように牛乳を飲み、そして小魚もチーズも苦手になるほど食べました。
もちろんそれは親が私に少しでも身長を伸ばしてほしいという願いもありましたし、何よりも身長が低くて今まで周りの人にばかにされてきた悔しさを見返してやりたいという気持ちがありました。
少しでも身長が伸びてほしい、その一心でカルシウムを取り続けたんです。しかし、その努力も全くと言っていいほど実ることはありませんでした。
今の私の身長は152㎝。
もちろん中学校・高校でも身長はいつでも前の方。
男女別に身長順で並んでも、一番良かった時で前から3番目でした。
私が子どもの頃は身長を伸ばすためにはカルシウムを摂るのが一番だという事で、少なくとも牛乳さえ毎日たくさん飲んでいればきっと身長が伸びると信じて疑っていませんでした。
しかし、6年間頑張った結果は見事乾杯でした。
実は、私の両親も身長が低く、母は私と同じ152㎝、父も年配とは言え男性の中で158㎝ではかなり低い方です。
さらに私の妹も私と同じ身長なので、今冷静になって考えてみると、身長が低いのは遺伝のせいだから仕方がなかったのかなとあきらめています。
ただ、背が低くてよかったということが一つだけあります。
それは、今の旦那が私のことを「背が小さいほうが好き」と言ってくれたことです。
この時だけは、私自身身長が低くてよかったと心から思えました。