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読者の皆様から寄せられた「私の身長の伸ばし方」をご紹介します。20代・岡山県出身の女性の方から頂戴しました。
不規則・乱れた夜更かし生活
私は両親が夜勤勤めであったことも関係して、夜更かしの多い子供でした。加えて、偏食もかなりしていたため身長はとても小さく、五歳年下に見られることも度々ありました。
女性は男性に比べて、身長に悩むことは少ないのかもしれませんが、私はバスケ部に入っていた際に極端に背が小さかったので好きなポジションを選ぶことができませんでした。
バスケが好きだった分、諦められなかった私は何とかしてそのポジションを得るために背を伸ばす努力を始めました。
マラソンや食生活の改善で身長が8cmを伸びた!!
冒頭の通り、不規則な生活をしていた私はまず生活リズムを直そうと考えたのですが、ずれた体内時計をすぐに直すことはとても難しいです。
午前10時から午後2時までの間に寝ることで成長ホルモンが多量に分泌される、という情報をテレビで得た私はさっそく夜の10時に布団に入ったのですが夜更かし生活に慣れた体はなかなか落ち着こうとはしてくれません。
寝ないと背は伸びませんし、女性であったためお肌の悪化にも関わってきます。
そこで、周りの人に悩みを相談してみた結果、夕方にマラソンをすることが効果的だとおすすめをされました。
眠れないのは体が疲れているせいだ、と指摘された私は学校から帰ってすぐの30分間に近所を走り込むことを始めました。
筋肉を付けすぎると背は逆に止まってしまうので、足を上げすぎず、遅いスピードでなるべく走るように心掛けました。
それを2、3ヶ月程度続けた結果、夕方に運動をとることで体が疲労し、夜にぐっすりと寝付けるようになりました。半年ほど経つと夜9時には瞼が重かったです。
しかし気になる成果はというと、成長期なのにも関わらず、背は1cm程度しか伸びませんでした。
いくら規則正しい生活をしているとはいえども、私は偏食です。白米やお肉、乳製品を避けて、野菜ばかりを食べていました。
野菜にももちろん食物繊維が含まれていて、成長ホルモンにも多く携わってくる成分なのですが、いかんせんそれだけでは成長に繋がらないのだと分かりました。
特にカルシウムに繋がる食品を、自ら避けていたことに気付き、それからは偏食をどうか直そうと心掛けるようになりました。
肉が嫌いだった私は、代わりに魚を食べるようにし、牛乳は頑張っても飲めなかったのですが、その代わりに豆乳を飲むようにしました。
工夫も取り入れました。大豆には食物繊維がふんだんに詰まっていると聞き、肉の代わりに大豆でできたハンバーグなど、様々な知恵を使って食生活の改善に取り組みました。
朝昼晩、抜かすことなくバランスの良い食事を続けること。そして、夕方の運動に夜更かしをしない生活リズムを整えることで、身長は成長期の力を借りて8cmほど一気に伸びました。
成長期を過ぎても生活が規則正しければ少しずつ伸び続けました
私は成人を迎えてもこの生活を何とか崩さないように努力をしています。今はもう当然身長は止まってしまっているのですが、高校生を過ぎても0.5cm程度は毎年伸びていました。
おかげで今の身長は155cmと、平均身長には劣りますが、当初の身長に比べれば合わせて9cm程度伸びました。
生活リズムを整えてから、一年程度で成果が完全に現れ始めたので、規則正しい生活と運動、そして食生活は身長を伸ばすことに欠かせないと思います。
特に食については、成分などを気にして食べると特に効果的です。咀嚼回数を多めに食べたりすると消化にも良いので、栄養が循環しやすくなるとも聞きました。
私の夜更かしが多かった理由は、それこそ身長に悩んでいたからです。年下に見られることもコンプレックスとして捉えてしまい、なかなか寝られない夜が多かったです。
ただ、夜更かしもそうですが、悩んで精神に負担をかけるのは若い時は特にダメージが大きいです。
悩むと体に不調が表れたりなど、成長期に遅れを及ぼす可能性だってあります。
もし身長が伸びずに悩んでいる子がいるとしたなら、まずはその悩みの相談に乗り、それから身長を伸ばすための計画を組んでいくことが大切です。