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高校生でも身長は伸びるの!?
身長を伸ばす期間には限りがあります。そして成長期のラストスパートは高校生だといえるでしょう。小学生や中学生では、何も考えず過ごしてきたが身長にコンプレックスやもっと身長を伸ばせば良かったと後悔する人もいるのではないでしょうか?また、本人だけでなく親も同じように考える人も多いようです。
しかし、高校生で身長が完全に止まってしまう前に努力次第では大きく身長を伸ばすことは可能です。今回は、高校でもまだ遅くない!身長をアップする方法をご紹介していきます。
高校生の平均身長はどのくらい!?
高校生で周りに比べて身長が低いと感じる人も多いようです。たまたま周囲の人が、背が高いだけということもあります。では、高校生の平均身長はどのくらいなのでしょうか。
高校生の平均身長は、文部科学省の検査によると日本人の男性は170.7㎝。女性は157.8㎝となっています。
このように、平均身長を知るだけで本当は日本人では普通とコンプレックスから逃れられる可能性もあるのでしっかりと頭に入れておきましょう。
参考文献:文部科学省「学校保健統計調査-平成28年度(確定値)の結果の概要」
出典元URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/1268813.htm
身長が止まる理由とは!?
高校生で身長が止まることを知っている人は多いですが、なぜ高校生なのかを知っている人は少ない傾向にあります。身長が伸びるメカニズムは骨端線との関わりがあるのです。骨端線とは骨の軟骨のことで、この骨端線が膨張することで身長が伸びます。しかし、骨端線は平均男性18歳前後で固まってしまうのです。
個人差はありますが、この骨端線が高校生で固まってしまうので身長が止まるということになっています。しかし、骨端線が固まるのには個人差もあり20歳になっても固まっていない人もいるのも事実です。
いづれにしても、この骨端線が固まる前の期間に、いかに身長を大きく伸ばすかがポイントとなってくるでしょう。
高校生で身長が伸びる理由4選
規則正しい睡眠
身長が伸びるのは基本的に睡眠中です。そのため、睡眠は身長を伸ばす上でかなり重要な要素となってきます。さらに、ただ寝るだけでは効果的とはいえません。心がけるのは寝る時間にあります。
人間は、ゴールデンタイムと呼ばれる質の良い睡眠ができる時間帯が決まっています。そのゴールデンタイムが22時~2時の間と呼ばれており、もっとも人間が熟睡でき成長できる時間帯なのです。そのため、理想の睡眠時間である7~8時間を実践していても、寝る時間帯がずれると体への影響は全く違ってくるでしょう。
正しい運動
正しい運動を行うことで、骨へ刺激が加わり身長大きく伸ばすことができます。しかし、身長が伸びるには正しい運動をした場合のみです。間違った運動やスポーツなど過度なストレスを骨に与えると身長の伸びが悪くなってしまいます。
例えば、鉄棒にぶら下がることやジャンプだけを行っても正しい運動とはいえません。その理由に鉄棒にぶら下がっても骨への刺激は少ないからです。また、ジャンプをすると良いといわれていますが縦方向のみの刺激なので効果的とはいえないでしょう。出来れば縦方向だけでなく、横方向、ひねるなどの回転による体全体を使った運動が身長を効果的に伸ばす上で重要となってきます。
栄養バランス
身長アップを考えている人は栄養バランスも重要です。人間は食べたものや飲んだものからでしか栄養を取ることができません。そのため、偏った食事や食事の時間・回数がバラバラだと身長を伸ばしたいのに栄養が足りない日と栄養が余ってしまう日が出てしまいます。
さらに、短期間のみでは体への栄養素は蓄積されないため長期的に食生活を見直すことも頭に入れておきましょう。一般的には、栄養バランスなどの食生活改善を始めて体が作り変わるまでには約3ヵ月かかります。つまり、高校生では早い段階で食生活の改善を行っていかなければ身長への効果が出る前に成長期が終わってしまう危険性は高まるでしょう。
遺伝
人間の身長は遺伝による影響もあります。おおよそ身長が高いか低いかの25%程度は遺伝が関係してきます。こればかりはどうすることも出来ません。しかし、25%なので残りの75%は努力や生活習慣で身長を伸ばすことが可能です。そのため、身長が低いからといって諦める必要もなく1つの目安として考えておくと良いでしょう。
ちなみに、遺伝による身長は計算することができます。
男性の身長=(父親の身長+母親の身長+13)÷2+2
女性の身長=(父親の身長+母親の身長-13)÷2+2
となっています。気になる人は調べてみてはいかがでしょうか。
高校生がやってはいけない生活習慣
夜更かし
身長を伸ばしたいのであれば、夜更かしは禁物です。先ほども説明しましたが、睡眠はゴールデンタイムと呼ばれる時間帯と適切な睡眠時間とが合わさって初めて身長に効果的と呼べます。そもそも夜更かしは、身長のみならず人間にとって悪影響ばかりです。質の良い睡眠が取れなければ1日に得た知識の整理がうまく行えず学力低下や体調を崩しやすい体になってしまう危険があります。高校生は勉強に追われる年ですが、1日のスケジュールを立て早寝早起きを心掛けましょう。
過度な筋トレ
過度な筋トレは身長の成長にとって悪影響です。特にバーベルなど荷重をかけたトレーニングは骨への刺激が強すぎるため最悪身長が伸びないケースも少なくありません。スポーツでの成績を上げたい一心で筋トレを行う人は多いでしょう。
しかし、独学で学んだ筋トレは効果がない場合あるため身長を伸ばしたいのであればトレーナーや先生に指導してもらい、正しいトレーニング方法を学ぶことをおすすめします。
不規則な食生活
偏食や不規則な食生活をすると身長の伸びは悪くなります。なぜ、人間は1日3食を基本としているのかをご存じでしょうか?それは、消化から吸収までの時間で区切った場合に食事分の栄養素を使い切り補給するのに3回が望ましいからです。つまり、朝食を抜くなど不規則な食生活を続けると身長や体調に悪影響が出てしまいます。
3食きっちり食べたとしても栄養バランスに偏りがあると、身長に使える栄養素がなくなってしまうため食べる物にも注意をしましょう。また、1回の食事でたくさん食べたとしても消化しきれない場合は脂肪に変わるので栄養バランスが良くなることはありません。出来るだけ、食事の時間を決め栄養バランスを考えなければ身長を伸ばすのは難しいといえるでしょう。
高校生で身長アップをする方法
質の高い睡眠
質の高い睡眠は身長を伸ばすために必要不可欠です。知ったその日から出来る睡眠法をご紹介します。
質の良い寝る時間:夜22時~6時の8時間
質の良い睡眠時間:7~9時間
勉強などで夜更かしをしてしまう場合は、夜やる勉強を朝に変えましょう。朝活の習慣をつけることで身長も伸ばせて学力も上がる可能性もアップします。また、夜眠れないと感じる人にはブルーライトカットがおすすめです。ブルーライトはTVやスマホなどの画面に多く使われているため睡眠の30分前からは読書などブルーライドを見ないように心掛けると寝られるようになります。
効果的な運動
スポーツジムなどで本格的に学ぶことが一番効果的です。しかし、お金も時間も必要なので今回は自宅で出来るストレッチをオススメします。ストレッチを行うことで全身の骨に適度な刺激を与えることが出来ます。さらに1日の疲れを取るだけでなくスポーツでのケガ予防にもなるのでおすすめです。
栄養バランスを整える
高校生になると部活や勉強で生活環境が変わり栄養バランスの偏りでます。そんな時でも栄養バランスを整えられる方法をご紹介します。
・間食の質を上げる
間食をお菓子やジュースではなく、カルシムやたんぱく質が取れるものに変えましょう。おすすめは小魚やスムージーなどがおすすめです。
・サプリメントを活用する
サプリメントは薬ではなく、食品なので副作用がありません。そのため、サプリメントで栄養バランスを整えるものおすすめです。最近では、身長を伸ばすことに特化したサプリや栄養ドリングがありますので活用されると身長アップに効果的といえるでしょう。
・1度の食事の質を上げる
この食事の質を上げるのは、親御さんの役目になりますが菓子パンなどで済ませることはやめましょう。時間がなくてもカルシウムの取れる乳製品や栄養バランスを考えたシリアルなどは簡単で手間もかからないのでおすすめです。また、夕食では不足しがちな納豆や野菜など鉄や亜鉛が含まれている食事を心掛けましょう。
まとめ
高校生で身長を伸ばすためには、睡眠・食事・運動など生活習慣を変えることが必要です。身長を伸ばせる期間は決まっているため、家族が協力して行うのが望ましいでしょう。
必要であれば、積極的に枕を変える、サプリメントを使用するなど出費をおしまないことが重要です。高校生で生活習慣を見直して後悔しないラストスパートを始めてみましょう。