
RitaE / Pixabay
タンパク質はどんな働きをする成分なのか?
タンパク質とは炭水化物・脂質と並ぶ人体の3大栄養素と呼ばれる物です。動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類からなります。このタンパク質は人間の髪の毛や爪、筋肉や骨を構成する為の材料となる成分です。必然的に身長の伸びにも深く関係してきます。人体に於いて重要な役割を持つタンパク質ですが、元々これはアミノ酸が体内で分解・再構成されて出来あがる栄養素です。つまり、タンパク質はアミノ酸が原料になっている訳です。自然界に数100種類あるアミノ酸ですが、人間が必要とするアミノ酸は20種類。更にそのうち9種類が体内では生成できないものになります。これを必須アミノ酸と呼び、食品などから摂取する事で補わなければいけない成分です。当然必要なアミノ酸を摂取しなければタンパク質が不足してしまいます。結果として「身長が伸びない・筋肉量が減少する・肌、髪のトラブル、精神不安定」などの症状を引き起こすことに繋がります。現代食ではタンパク質不足というのはほとんど考えられませんが、お菓子を好んで食べたり、偏食家だったりすると可能性も考えられます。タンパク質とは人体を構成する為の成分であり、身長を伸ばす事にも重要な役割を果たすものなのです。
タンパク質は筋肉や骨の成長にも作用する
身長を伸ばすには何をおいてもまずタンパク質の摂取が必要不可欠になります。タンパク質は骨や筋肉を構成してくれる成分ですから、先に身体を作る為にの材料を揃える事から始めるのです。またタンパク質を摂取する事で成長ホルモンの分泌も促進されます。肉体を形成し成長させる上でタンパク質は欠かせないという事です。
巷では「身長が伸びる=骨が成長する」という事だからカルシウムが大事だとよく言われます。確かにカルシウムも身長を伸ばすのに必要な成分にはなります。ですがカルシウムは「骨を丈夫にする」役割の成分です。骨を作る材料が無ければカルシウムだけを摂っても思うように身長は伸びないのです。だからこそ、第1にまずタンパク質の摂取と言われるのです。
では、一日に必要なタンパク質がどれくらいかというと、小学生なら55g~75g・中高生なら75g~90gが目安とされています。大人が60g強ですからかなり多い数字ではあります。この規定量を毎日摂取すれば身長が伸びやすくなるのは確かです。でも注意点もあります。身長を伸ばす為にとタンパク質ばかり摂っていると、カロリーオーバーによる肥満を始めとした様々な悪影響が身体に現れる事もあります。「過ぎたるは及ばざるが如し」というように適量を摂取する事が一番大切になります。
成長の為にもタンパク質を効率よく摂取しよう
体内の必須アミノ酸は不足しているものからタンパク質として吸収されていきます。必ずしも全て吸収される訳ではないのです。必要な成分が欠乏している可能性も出てくるのです。動物性タンパク質には9種類の必須アミノ酸を含んでいるものが多く見られますが、植物性タンパク質は必須アミノ酸が何種類か欠けているものもあります。なので必要な成分を十分摂取できていない状況も考えられる訳です。身長を伸ばす為にと食べても上手く効果を得られない事も起きるのです。また体内での吸収率も動物性タンパク質が97%、植物性タンパク質が84%と差があります。野菜は必要ないという事ではありませんが、バランスが大切になってくるという事です。「アミノ酸スコア」というものもありますので参考にされるのも良いのではないでしょうか。例えば動物性タンパク質の納豆・アジの刺身・牛ロースなんかはアミノ酸スコア100です。100に近いほど理想的なアミノ酸組成になります。植物性を動物性で補ってやる事でバランスを取ることも可能となります。スコア53%のキャベツとスコア100%の牛ロースを一緒に摂る事で補填できたりもします。アミノ酸スコアが低くても他の食品と組み合わせる事で食事の栄養価が高まる事になります。身長を伸ばすには効率よくタンパク質を摂取する事で、3食バランスの取れた食事をする事で達成されるのです。
タンパク質の摂取量目安は?
ちなみに、成長にとってこれだけ重要な役目を果たすタンパク質ですが、どれだけの摂取が必要とされているのでしょうか?厚生労働省の取りまとめた日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、男児の場合、小学校入学前で20~40g/日、小学校入学以降成長期までには60g/日の摂取が推奨されています。
毎日安定的にこれらの基準を満たすタンパク質を摂取するために、三食の食事を基本としつつ+アルファで、必要な栄養素が入っているサプリで補うのをおすすめします。当サイトのおすすめする成長サプリをご紹介します。